夢想い~キミオモイ~
「信璃は卓球部に入るの?」
「今、悩んでるんだ」
悩むことなんてないはず。
これだけ強いなら入ればいいのに。
先輩からの誘いなどもあるだろう。
部活を強くするためにはいい人材だしね。
「いや~俺さ、別の部活にも誘われててさ」
さらっと信璃が言う。
つまり・・・スポーツも万能!?
勉強も優秀なんだよね・・・たしか。
「信璃ってどんだけ優秀なの・・・」
ボソッと呟いた。
「それって褒めてくれてんの?」
地獄耳!?と思うぐらいに信璃はすぐに反応した。
なんて言おうか迷ったけど、素直に言うことにした。
「まぁ一応・・・」
すごいのは認めてあげよう。
変人だけど・・・