アドラメレク
― 誰もいない

音も・・・

私は軽く息を吐くと、エコバックを持ち直し、歩き始めた

木々の隙間から、虫達の鳴き声が聞こえる

田舎育ちだからか、近くに自然を感じられると落ち着く

彼と結婚したら・・・

彼は都心部の、高層マンションに住んでいる

「・・・部屋に観葉植物置こうかな?(笑)」

おねだりしてみよう

嫌とは言わないはずだ


― ギュッ!!

いきなり背後から肩をつかまれた!

物凄い力で林の中に引きずり込まれそうになる!

「・・・くっ!!」
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