水曜日の彼女


どうやら喜んでいるらしい…。


袋の中身は、玲菜の握りこぶし位の大きさのキーホルダーがついたペンギンのぬいぐるみ。





「気に入った?」




コクコク玲菜が頷きながら、俺の前に同じショップの紙袋を差し出す。



「コレ朝陽に♡」



玲菜がくれた袋を開けると…



「~~~~~~っっ!!マジかっっ!?」



俺が買ったものと全く一緒のペンギンが顔を出した。




「凄いね♡考えてることが全く一緒だ~!」




こんな些細なことに心が温かくなる俺って…相当…玲菜にハマっているんだと思う。


こんな姿…遼に見られたら、何て言われるか分かんねぇ。






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