水曜日の彼女
亜紀を真ん中に挟むようにして、両隣に座った。
三人とも前を向き、しばしの沈黙の後、ポツリと亜紀が話しだす。
「朝陽も、博斗も…とても大きくなったわね。」
「うん。」
「・・・・・。」
返事をする博斗に対して、口を開かない俺。
それでも…亜紀は静かに話を続けた。
「朝陽、博斗、本当にごめんね。
辛い想いをさせて…本当にごめんなさい。
謝って済むことじゃないと思ってる。
私が……あなた達と健一さんを裏切ったことに変わりはないから。」
泣いているのだろうか…声が震えていた。