浅葱色に射す一筋の泪




土方「悪いが妻なんでな……。子供も三人もいてな……。今更だ」


翔「マジか………」


優輝菜「もう私がこっちに来て十年以上経ってるから……」


翔「どおりで………老けたな………」


優輝菜「斬りますよ?」


土方「馴れ馴れしく話してんじゃねぇよ……糞餓鬼がぁっっっ!!!」


翔は……まだ23歳か……。


優輝菜……悔しいですっっっ!!!


左之「優輝菜っっっ!!! 顔!顔!」


優輝菜「どうしますか?局長………」


近藤「とりあえずバイクを敷地内に入れなさい」


優輝菜「車……何台?」


翔「五台」


優輝菜「入らないな……。屯所の脇に出来るだけ詰めて入れてっっっ!!!」


翔「傷付けんなよっっっ!!!」


全「はいっっっ!!!」


新八「で?猿達はどうする………」


総司「挑発するなって〜〜〜」


翔「もういっぺん言ってみろゴラァ!」


あぁ〜〜〜〜〜〜………。やめてくれ。


折角宥めたのに………。


湘南連合が鉄パイプ振りかざして走ってくる


ガキンガキンガキンガキン スッ!


優輝菜は翔と鉄パイプで遣り合い、首に刀を付ける


優輝菜「やめろって言ってんだろっ!
私よりも遥かに強いんだよっっっ!!
新選組はっっっ!!! 私に勝てなきゃ皆殺しにされる……。大人しくして。」


全「……………………………。」


近藤「広間二つ使え……布団は無い」


優輝菜「ありがとうございます」


土方「来い……………………」


2ケツ3ケツもいる。


優輝菜「全部で何人いんの! 女はこっち来て〜〜〜〜〜〜」


女の子はざっと20人強………。


「優輝菜さん……カッコイイ……」


「強いっすね………」


「スッピンでもいけてます」


優輝菜「……………………………。
短パンって言うね………。ハハハハ…」


土方「優輝菜。早く来いっっっ!!!」


優輝菜「はぁ〜〜〜〜〜〜い。着いて来て」



平助「すげぇな……優輝菜」


左之「これこそ荒くれ者だろ!!!
こんなん束ねてたのか? すげー」


優輝菜「ねぇ……。あんたたち……。
死んで無いよね………?」


全「えっ?」


優輝菜「まぁ良いや。明日ゆっくり聞く」


……………………………




土方「今日は遅ぇから寝ろ……。
見張りはつけさせて貰う」


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