浅葱色に射す一筋の泪




土方「勝っちゃんも飛行訓練した方が良い」


近藤「俺は陸軍を見なきゃならん。空軍にまでは手は伸ばせねぇ…。」


土方「いや……。やってくれ」


近藤「俺は地から足は離さん」


土方「戦で別行動になっちまう」


近藤「陸の上では一緒だ。良いから今はやめてくれ……」


頑固者の近藤さん……皆がいくら言っても首を縦には振らなかった。




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近藤さん不参加の戦闘機の訓練も4ヶ月で皆取り敢えず戦場に行ける状態になった……



麻呂「良いか?開化派に着き、事大党を開化派に引き込めれば、何とかなる。」


開化派を守ると言う名目で乗り込むのだが………


優輝菜「事大党が暴動を起こすから何としても止めること!!! 止められなけれぱ開化派は追い出されて清に政治の実験を乗っ取られる」


麻呂「それから……現地で女を調達するな……」


翔「病気の蔓延と今後の日中韓の間に亀裂を起こさない為に………」


朝鮮とは昔から仲が悪いわけでは無かった……。この作戦がうまく行けば……、
取り敢えず朝鮮とは今後も上手くやっていけるかもしれない……


優輝菜「バイクを三笠に………」


麻呂「全てかぁ?」


優輝菜「基本陸軍だからね?」


東郷「日本にも残せ。全滅したら日本に無いと困る」


優輝菜「幹部と、数台予備があれば良い」


東郷「 後は…国交をお願いします」


麻呂「アメリカとイギリスに掛け合う」


優輝菜「結局の所……日露戦争へ向けての進軍なのですか?それとも、清を日本から締め出す事なんですか?」


麻呂「日露戦争へ向けて……」


優輝菜「日本にいる支那人はどうするのですか」


麻呂「日本にいる軍が圧力をかける」


優輝菜「全て締め出すのは無理かと…」


麻呂「支那人だって、全ての者が悪い訳じゃない。日本にいる悪党だけを締め出せれば良い」


近藤「いつ発ちますか……」


麻呂「一月後。戦闘機の訓練を引き続きやり、家族や仲間との別れを惜しめ」


全「はい」





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土方「一週間は横浜に行く。組を頼んで良いか?」


近藤「優愛んとこから通うのか?」


土方「あぁ…。出来るだけ飛んでおきたい」


近藤「あぁ。構わん…。会議の時だけ戻れ。誰か使いをやるから……」


土方「助かる」


近藤「優愛達に宜しくな…」


土方「勝っちゃんも、試衛館に顔出せよ?妻子もいんだしよ」


近藤「あぁ…。そうだな……」


土方「ふっ!明日行くから……組を頼むな」


近藤「分かってる」




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