浅葱色に射す一筋の泪
麻呂「明治九年(1876年2月)朝鮮国との間に日朝修好条規が結ばれて以来、友好関係を続けている。開化派を味方に付け、事大党も味方に付けてしまえば良い……。」
優輝菜「んな簡単じゃねぇよ!事大党は何で清に着いてるか分かるか?清を裏切れる訳ないと思ってる。忠誠心が強い筈だよ? 武力行使じゃ、心は動かない」
左之「俺らみたいだな」
優輝菜「……………………………。
その節は申し訳ない………」
近藤「はぁ?」
優輝菜「浅葱色の忠誠は幕府に対する忠誠ですよね……。会津藩松平容保公にも………」
新選組「……………………………。」
晋作「此れで良かったんだよ……。優輝菜は悪く無い……。寧ろ軍を温存してくれたことに感謝すらしてる位だ……」
麻呂「軍力は大日本帝国240,616名。
清630,000名だ。 勝ち戦じゃない……」
優輝菜「(ニヤ)そうだね………」
麻呂「出来るだけ生きて帰れ……。
優輝菜……。死ぬなよ………?」
優輝菜「私情を挟むな……。
目的は防波堤を作る事だ」
土方「日本軍を置くだけだからな……」
優輝菜「ロシアが南下してきたら清や李朝朝鮮も困る筈なんだ……。何とか説得する……。ただ、呉々も、宣戦布告はしたかもしれないけど、目的は虐殺じゃ無い……。分かるよね?」
坂本・晋作・東郷・陸「分かってる」
優輝菜「奇兵隊が一番心配」
晋作「んだとぉ〜〜〜?」
優輝菜「なら……。無闇に人を殺させるな」
晋作「何故銃があるか分かるか?」
優輝菜「お願い…。晋作…。人を無闇に殺すな………」
翔「攻撃すると此方の兵も減ります。圧倒的な数の差を見れば分かると思いますが……軍を置くことだけに集中しないと全てが崩れます」
優輝菜は目を見開いて翔を見た
翔「物申したさそうな顔してんな……。
だがダメだ。何も聞く気はない!!!」
優輝菜「…………………。つまらん!」
陸「戦闘機はあくまで偵察機として使います。 日本軍が危うい時だけ援護します」