浅葱色に射す一筋の泪
優輝菜「頭がフラフラする……」
土方「一緒に走ってやる」
優輝菜「は?」
土方「陣地の周りだけな……?俺はゼファーの後ろに乗る」
優輝菜「……………………………。
ありがと………」
土方「猿。良いか?日本猿は凶暴なんだ……。俺は唯一手懐けた人間だ。
俺の前で暴れんのは良い。幾らでも愚痴は聞いてやる。泣きたきゃ泣けば良い。
だが……会議中は止めろ……。」
優輝菜「私は戦が嫌い」
土方「知ってる」
優輝菜「歳………」
土方「あぁ?」
優輝菜「私が撃たれたらどうする?」
ストン
土方「ゼファーが埃まみれじゃねぇか………」
優輝菜「っっっ!!!
只今より……洗車を始めます!!!」
水を汲んで来て、2人でゼファーを洗った
土方「撃たれても……死なせねぇ……」
優輝菜「え?」
土方「死なせねぇって言ったんだよ!阿呆………」
優輝菜「どうやって?」
土方「さぁな………。人工呼吸してみっかなぁ〜〜〜。さ。行くぞ。周りだけな………」
優輝菜「ふぉいっっっ!!!」
土方「お前は飽きねぇな……。疲れる奴だ………」
ブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォン
優輝菜「歳……ありがとう………」
土方「あぁ?」
ブォーーーーーーーーーーーーン!!!
海もない。潮の香りも無い。アスファルトもない、黄色い土の上で砂埃を巻き上げながら走り続ける優輝菜……。
優輝菜「……………………………。
(頼むから私の大事な人達を……死なせないで………。私が身代わりになるから……。)」
一通り走り、一度バイクを止め、地平線に沈む夕日を見た………。
優輝菜「……………………………。
地平線………。初めて見た………。
ちっけぇ〜な……。私は………。」
土方「……………………………。
綺麗だな………」
ブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォンブォン
土方・優輝菜「っっっ!!!」
翔「一人で走ってんじゃねぇよ……」
周りには50台のバイクと仲間達……。
幹部や晋作、坂本さんもケツに乗ってらっしゃる………
族の旗の代わりに大日本帝国の旗。
新選組の誠の旗。
優輝菜「∵ゞ(≧ε≦o)ブッ」