浅葱色に射す一筋の泪




一「優輝菜……。大丈夫か………」


優輝菜「……………………………。」


歳や総司、晋作、翔が…………




死んだ……………?




あり得ない………………




上空から黒煙の機体を確認する優輝菜。



優輝菜「……………………………。
歳……。総司……。晋作……。翔……。

返事して………。頼むから………」


「ジジ………。ジジ………。ジジ……」


無線機の向こうからの返事はない……。


優輝菜「……………………………。

お願いっっっ!!! 返事して!!!

日本に帰るって言ったじゃんっっっ!!

一人にしないって言ったじゃん!!!

マジで……応答……。 頼むから……」


「ジジ……ジジ……ジジ……ジジ……」


優輝菜「くそっっっ!!!」


左之「優輝菜………」


優輝菜「……………………………。」


優輝菜は戦闘機を猛スピードで敵に向かって行った


一「やめろっっっ!!! 優輝菜!!!」


優輝菜「一ちゃん……。歳と約束したの……。死ぬ時は一緒だって………」


坂本「まだ死んだと決まった訳じゃないきに!!!早まってはいかんが!」


優輝菜「子供達に伝えて………。

日本の為に父上と母上は戦ったって…」


新八「それは自分で伝えろ!」


優輝菜「幹部の仇は討つっっっ!!!

そして……新選組への恩を此処で返す。

龍神はやっぱり日清戦争で死んだんだ。


バイバイ。みんな……。今までありがとう………。





幸せな人生だったよ………。」





……………………………






平助「やめろーーーーーー!!!」




ドカーーーーーーーーーンッッッ!!!






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