浅葱色に射す一筋の泪





土方「優輝菜っっっ!!! 起きろっ!」


優輝菜「ったく〜〜〜……何処のもんだ!!!」


短パンにタンクトップの優輝菜は布団に潜り込んで怒鳴る


土方「おーきーろっっっ!!!」


ガバッと布団を剥ぎ取られる


優輝菜「何っっっ!!!」


土方「外が騒がしいっっっ!!!」


優輝菜「……………………………。

っっっ!!! バイク音!!!」


二人は帯刀し子供達を優衣に預け、外へ出た………。 門を出ると、100台近くのバイクと車………。


近藤さんや山南さんを筆頭に幹部が暴走族を宥める


優輝菜「何処のもんだっっっ!!!」


優輝菜は近藤さんの前に立ち、抜刀し、ヘッドらしき男に刀を向けた


優輝菜「誰だって聞いてんだよっっっ!!!」


「湘南連合藤沢支部! てめぇらは!」


優輝菜「はぁ〜〜〜〜〜〜?」


「んだと?このやろ〜〜〜!!!」


土方も抜刀し、前に出た


土方「バイクを止めろ」


「やんのか?このクソジジイ………」


優輝菜「何で此処にいんの?」


「追悼集会の最中だったんだよ……」


優輝菜「お前……名前は?」


「何で名乗らなきゃなんねぇんだよ」


優輝菜「誰に向かって言ってんだ。このアホがっっっ!!!」


総司「優輝菜!挑発するなっっっ!!」


新八「湘南連合って………」


左之「優輝菜の………」


優輝菜「碧野優輝菜。てめぇは?」


「立花 陸」


優輝菜「誰の追悼集会?」


「てめぇに関係ねぇだろっっっ!!!」


グイッ! ゴンッ! ステンッ!


胸ぐら掴んで頭突きをかまし、足払い。

手を背中にひねり上げた優輝菜。


優輝菜「エンジン止めろって言ってんのが聞こえねぇのかっっっ!!!

こいつ殺すぞっっっ!!!」


陸「……………………………。

止めろっっっ!!!」


一斉にエンジンを切り、鉄パイプ持って降りてきた


優輝菜「で?誰の追悼集会だ……」


陸「拓先輩と優輝先輩………」


優輝菜「ふふふ……。優輝は私だよ」


陸「はぁ?」




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