浅葱色に射す一筋の泪
晋作「なんの話だ」
優輝菜・陸「ビクーーーーーー!!!」
優輝菜「甲板伸ばせる?」
晋作「……………………………。
馬鹿なの?」
優輝菜「いざと言う時、戦闘機を甲板から飛ばせると助かる」
未来に残る三笠とは変わってしまうが、日本を圧勝させたい
晋作「無理に決まってんだろっっっ!!!」
優輝菜「やっぱり?一機ダメにしても良いかな……」
バシンッ!
晋作「ふざけんなっっっ!!!」
優輝菜「一か八か……」
晋作「ダメだ!!! 三笠にも危険が及ぶ」
優輝菜「手摺だけだよ」
晋作「……………………………。
馬鹿なの?」
優輝菜「大和なら余裕だったんだろうな……」
晋作「大和?」
優輝菜「お前が死んでから出来る世界最大の戦艦」
晋作「すげぇな………」
優輝菜「まぁ良いや。三笠完成おめでとう」ニコッ!
晋作「言うのが遅いっっっ!!!」
優輝菜「すまん」
土方「優輝菜ぁーーーーーー!!!」
土方は優輝菜を探していた
優輝菜「船尾ぃーーーーーー!!!」
晋作「叫ぶなっっっ!!!」
優輝菜「いやいやいやいや。迷子になったら困るし………」
晋作「誰が?」
優輝菜「歳が」
晋作「……………………………。
お前だろ………」ジト
坂本「あんまウロウロすな〜〜。見失うき〜〜……」
陸海空軍が揃った
優輝菜は戦闘機発見!!!
優輝菜「翔。戦闘機の鍵貸して?」
チャリ
渡された鍵を持って走り出した
ブルブルブルブル
プロペラが回り始め、ゆっくり三笠の甲板横に戦闘機を操縦………
此処から船首迄に機体を上げられればいける筈………
ブォーーーーーー
一気に加速して飛ばすが………
やはり全然無理だった………
無念……………。
折角飛んだから海を飛び回った
土方「……………………………。
どう言うことだ………」
陸「……………………………。」
優輝菜が戦闘機を操縦出来る事を土方始め、陸軍は知らない。
海軍でも一部の上層部しか知らない。
陸と翔は無言で逃げ出した
土方「待てぃっっっ!!!」
ガシッ! ガシッ!
土方「いつ練習してたんだっっっ!!!」
陸・翔「……………………………。」
土方「海に沈めるぞ」
陸「空軍が出来てから……。」
翔「暇さえあれば………」
土方「っっっ!!!病院はっっっ!!!」
総司「優衣に任せっきりだったんだ?」
陸「……………………………。はい」
土方「何故止めなかった」
陸「止めなかったのではなく止められなかったんです」
土方「……………………………。
よしっ! 優輝菜を縛り付けて海に沈めるぞ〜〜〜」