忘れ物を届けに


──────
──────────



ガタッ

ガタッガタッ

(…なんの音だろう)
物音で目が覚める。

「…ん?」
目の前には壁が見える。

(あれ、私、湖の芝生で寝てたのに。あ、それは夢の中だっけ?それより今何時だろう…)
寝坊を気にしながら起き上がろうとすると、ジャラッと何かに邪魔される。

重い重い鎖だった。





< 4 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop