みんな病んでる。
何度聞いても、素敵な音。
もっと、もっと。
ピルケースの中に、まるでマラカスの中の砂のように、かさぶたを作りださなきゃ。
今度は、逆の脚のソックスを下ろした。
E=hv
カリカリ。
サカサカ。
「サツキちゃん……きゃっ」
女友だちが、私の名を呼んで、そして小さな悲鳴をあげた。
ああ、いつの間にか授業は終わっていたんだ。
私はかさぶたのことに夢中になっていて、休み時間に入ったことに、気がつかなかった。
友だちは、ソックスをずり下げた私の脚を凝視して、固まっている。
きっと、気持ち悪い……とか思ってるんだろうな。
美人な顔の裏側に隠された、体中の無数の斑点に。
「うわっ、サツキ、何それ。気持ち悪ぅ」
また声がした。男友だちのリョウだった。
彼の声は大きく、クラスの皆が私に注目する。
もっと、もっと。
ピルケースの中に、まるでマラカスの中の砂のように、かさぶたを作りださなきゃ。
今度は、逆の脚のソックスを下ろした。
E=hv
カリカリ。
サカサカ。
「サツキちゃん……きゃっ」
女友だちが、私の名を呼んで、そして小さな悲鳴をあげた。
ああ、いつの間にか授業は終わっていたんだ。
私はかさぶたのことに夢中になっていて、休み時間に入ったことに、気がつかなかった。
友だちは、ソックスをずり下げた私の脚を凝視して、固まっている。
きっと、気持ち悪い……とか思ってるんだろうな。
美人な顔の裏側に隠された、体中の無数の斑点に。
「うわっ、サツキ、何それ。気持ち悪ぅ」
また声がした。男友だちのリョウだった。
彼の声は大きく、クラスの皆が私に注目する。