月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
どういう経緯でその結論にたどり着いたかは、もう忘れてしまったけど。
『今日が一番危ないとこまで行ったんだ。
麗音が見つけてくれなかったら、っていうレベル。
……ねえ、苺花。私は苺花の、ともだち?』
涼音は当然だと答えられる、その質問。
苺花は制服の袖で目元をぐいっと拭った。
『当たり前だよ!』
だからこうして、涼音の傍にいるのだ、と。
もう離れないと言えるのだと、言い切った。
――校舎を出ると、太陽がいつもより高い。
部活の時間は相当長いのだと、涼音は太陽を見て思った。
「……ん?」