月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
『りお……』
『嫌いになれたら、苺花のこと、そしたら私、
本当に一人で生きていく覚悟とか、してたと思う。
でも……出来なくて……』
『……っ』
洟をすすりあげる苺花。
ぼろぼろと泣いているのは、先ほどの麗音のような感動ではないのだろう。
『でも、嫌いになれなかった。
苺花たちがいるところを離れて一人になるのは、淋しいって思った。
それなら……死んだ方が、マシだって思った』