月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
「まー、それまでが完全独りだったから、漣が来てくれたときは嬉しかったなー」
「さざなみ? 名前?」
「そう。篠田漣」
「しのだ……」
しのだ。
そして中学校は高河中学。
……あれ?
「……高河中のさーちゃん?」
「知ってんの?」
「高河中バスケ部の篠田漣でしょ? みんなさーちゃんって呼んでる。有名」
「へー。さーちゃんって漣のことだったんだ」
麗音はそれこそ知らなかったようだ。
感心している。