五つの顔を持つ私
~令嬢version~
キキー
無言で止まる車。
運転手が後部座席のドアを静かに開ける。
ガチャ
目の前にはとんでもなく高い観音開きの趣ある重厚な扉がそびえ立ってた。
「私よ」
声認証システムに指紋検証などセキュリティは万全。
至るところに監視カメラが設置され、指令室にすべての情報や映像がいくようになってる。
ギィィィー
重い扉が自動で動く。
この扉は自動ドアになってる。
「…はぁ…」
私はため息を一つ吐き、重い足を動かした。