五つの顔を持つ私
「薫、おっはー!」
「お前は相変わらず地味でブスだな」
…げ、幹部達が登校してきた。
相変わらず薫にしか挨拶しない。
ま、それはいいんだけど…、美麗がね…。
だんだん顔が怖くなってきてるよ。
本気でやばいかな…。美麗、こう見えてけっこう短気だし。このままだと危うく殺しかねない。
平気でヤるから。
「…美麗、ちょっと…」
私が呼ぶと幹部達を睨み付けながらおとなしくついてきた。
「…あいつら、なに…?」
「…龍神の幹部」
「あいつら、麗のこと知っててあんなことしてんの?潰してい?」
「まだ、ダメ。もう少し待って。あと少しすれば必ずおもしろくなるから。ってかおもしろくする」
「…麗が言うなら…」
しぶしぶ納得してくれたようだ。
いや、納得はしてないか…。
「…いい?絶対私達のことばらしちゃダメだよ?正体がばれたらどうなるかわからないんだからね?」
こくん。
頷いてはくれたが、物凄く不機嫌。
でも一応私達の秘密は守ってくれるようだ。