メガネのヒメゴト
愛欲の峠を越えたあと、あなたの腕の中であの質問をぶつけてみた。


「結婚、したくないんだよね?」


「もう少し、自分の時間、ほしいから」


「わたしと一緒にいたくないの?」


「いたいけど…」


「じゃあ、他にわたしが好きなヒトができたらどうする?」


「しかたないだろ、ミズキが他のヒトと結婚したいっていうなら」


「どうして…」


あなたは目をつぶる。


「ホントにそれでいいの?ホントに他のヒトと結婚しちゃうよ?」


「勝手にすれば」


「そっか。じゃあ、他のヒトと結婚しちゃうからね」


「ああ」


「心配、しないんだ」

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