メガネのヒメゴト
カラダから引き離された瞬間、もっともっとカラダがほしくなる。


告白しなければよかった。


告白してよかった、という気持ちもある。


引き離されないように、必死にしがみついた。


いつも「さよなら」をいわれるんじゃないかとビクビクしていた。


だから決定的なことはいえない。いえやしない。


あなたがいる。わたしがいる。


たとえもろい鎖でも、わたしはつながれているフリだってする。


なんだってする。


わたしのどこに問題があったわけじゃない。


ただわたしはあなたを待っていた。

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