ミク。
【…あの、ねぇ、ユキ!】
「……‥え!?」
しかし、ユキも何かが頭にあったらしく見られていた事には全く気付いていなかったらしい。その証拠に、声を掛けたら驚いたようにこちらを見て、僅かに頬を染めて慌てて顔ごと視線を反らしたのだ。
「…‥なに?」
それはまるで照れているようで、しかも何故か普段の倍の色気まで感じさせられてしまった陽菜は顔だけに止まらず全身が火照ってしまい、彼に、さっき、自分が何を云おうとしたのかさえすっかり忘れてしまって、式場に眼を戻しながら蚊の鳴くような声で
【…わすれちゃった…】
と、呟いた。
こうして再び眼にする事になった式場では神父が登場していて、挙式を進行していた。花嫁と花婿。両者共手を挙げたまま正面に立つ神父から何やら難しい言葉を聞き、時折笑顔で頷いている。~数分後、挙げていた手を下ろした二人が、大きな紙にささっと何かを記入し、終わった後また神父から何か云われると今度はゆっくりと向かい合い、花婿が花嫁の顔を隠していたベールをめくり、覗いたそれを大切そうに包み込むと、優しく、大事に、唇に唇を重ねると同時に、周りを囲んでいた大勢の参列者から拍手や祝い、おだてる言葉などが沸き起こる。
【‥‥‥】
陽菜は、見ていたら急に先刻彼に云って、聞いてみようとしていたものの忘れてしまい断念した言葉を思いだし、今度こそ!と意を決して聞こうと顔を向けたら既に彼のとても美しくて色っぽさを感じる顔がそこにあって、思わず、息を飲む。
「……‥え!?」
しかし、ユキも何かが頭にあったらしく見られていた事には全く気付いていなかったらしい。その証拠に、声を掛けたら驚いたようにこちらを見て、僅かに頬を染めて慌てて顔ごと視線を反らしたのだ。
「…‥なに?」
それはまるで照れているようで、しかも何故か普段の倍の色気まで感じさせられてしまった陽菜は顔だけに止まらず全身が火照ってしまい、彼に、さっき、自分が何を云おうとしたのかさえすっかり忘れてしまって、式場に眼を戻しながら蚊の鳴くような声で
【…わすれちゃった…】
と、呟いた。
こうして再び眼にする事になった式場では神父が登場していて、挙式を進行していた。花嫁と花婿。両者共手を挙げたまま正面に立つ神父から何やら難しい言葉を聞き、時折笑顔で頷いている。~数分後、挙げていた手を下ろした二人が、大きな紙にささっと何かを記入し、終わった後また神父から何か云われると今度はゆっくりと向かい合い、花婿が花嫁の顔を隠していたベールをめくり、覗いたそれを大切そうに包み込むと、優しく、大事に、唇に唇を重ねると同時に、周りを囲んでいた大勢の参列者から拍手や祝い、おだてる言葉などが沸き起こる。
【‥‥‥】
陽菜は、見ていたら急に先刻彼に云って、聞いてみようとしていたものの忘れてしまい断念した言葉を思いだし、今度こそ!と意を決して聞こうと顔を向けたら既に彼のとても美しくて色っぽさを感じる顔がそこにあって、思わず、息を飲む。