ミク。
招待状によって呼ばれた天界では有名な軍人や歌人や次に彼の担当になる三番目の育母など見ず知らずの大人や天帝の孫やら曾孫達が大勢集ったきらびやかなそこで、なんとかビクビクめそめそしながらも挨拶は出来た。しかし、出し物となると彼はついに泣き出して、【何も出せないもん】と云いながら目立たないよう一番後ろの隅の壁際に居た自分の元まで走って来て腰にひしっとしがみ付くと、余計に泣いてしまったのだった。が、無理も無い
以前自分はここで神力の一つでもある氷を操る術で氷と水のコントラストショーと、剣の舞を披露したが、この子にそういった力や特技はまだ、無い。
【私まだ飛べないし…料理は覚えてる途中なのぅ…‥だから………かえるぅ…!!!】
と、かえる帰ると繰り返して強くしがみ付いたまま泣きじゃくる彼があまりにも可愛相で、本気で連れて帰ろうかと思考が固まって来た時、一つ向こう側に居た珠里夜がクスクスと優しく笑いながらそっと近づき、緊張とパニックで硬くなって震えていた彼の背中を後ろから柔らかく包み込んで、慰め、導いた。
《春、出し物なんて、なんでも良いんですよ?》
【っ…なんにも無いもん!帰るぅ…‥いっぱい知らないヒト‥やだぁ!!】
《あら。今の春の方がみっとも無くて嫌です。それでも貴方、上級神ですか?こんな事では、天界一秀才で名高く、今や異例の軍人デビューを果たした同じ四季神である秋冬の神様に笑われ、呆れられ、相手にされなくなる事、大·決定ですね。》
以前自分はここで神力の一つでもある氷を操る術で氷と水のコントラストショーと、剣の舞を披露したが、この子にそういった力や特技はまだ、無い。
【私まだ飛べないし…料理は覚えてる途中なのぅ…‥だから………かえるぅ…!!!】
と、かえる帰ると繰り返して強くしがみ付いたまま泣きじゃくる彼があまりにも可愛相で、本気で連れて帰ろうかと思考が固まって来た時、一つ向こう側に居た珠里夜がクスクスと優しく笑いながらそっと近づき、緊張とパニックで硬くなって震えていた彼の背中を後ろから柔らかく包み込んで、慰め、導いた。
《春、出し物なんて、なんでも良いんですよ?》
【っ…なんにも無いもん!帰るぅ…‥いっぱい知らないヒト‥やだぁ!!】
《あら。今の春の方がみっとも無くて嫌です。それでも貴方、上級神ですか?こんな事では、天界一秀才で名高く、今や異例の軍人デビューを果たした同じ四季神である秋冬の神様に笑われ、呆れられ、相手にされなくなる事、大·決定ですね。》