ミク。
~…以来、彼の歌と舞は彼の一見大変失礼?な名言と共に酷く評判になり、今では大会がある度に引っ張りだこで、必ず優勝して、自分のように優勝賞金や商品券を手にして来るようになったのだ。
【…でも、すこし、嫌なんだ】
「何が?」
ふと、台所で食後の飲み物を用意してくれていた彼から呟かれ、ユキは気になって見つめた。
【アレが。私…ちゃんと男の子だと思われて無い気がして…‥】
悩みによる重い溜息を一つすると、ポタポタと涙をアメトリン色の瞳から溢れさせ、それがティーカップに入らないように顔を反らしながらお盆に乗せると、ゆっくりと運んでくれて、珠里夜にはダージリン。ユキにはカモミール&ペパーミントの紅茶を差しだし、自分の席にはローズヒップを置いて、だが、飲むのでは無く、涙する方を優先させ顔を伏せた。
「陽菜…‥」
【私…‥男の子だもんっ!女の子より化粧とか料理上手くなりたいから頑張ってるだけだし…‥‥舞いだって女の子に負けたく無いから……着付けだって、華道も茶道も…みんな女の子に負けない!同じ男の子にも負けない男の子になりたくて頑張ってるだけなのに………っ…‥!!】
声を殺して泣いている彼をすぐ傍で慰めるぐらいしか出来ない自分自身に、ユキは、不甲斐なさを感じてしまう。…‥何故なら、今彼がこうなっているのは自分のせいだという事をハッキリと実感していたからだ。
【…でも、すこし、嫌なんだ】
「何が?」
ふと、台所で食後の飲み物を用意してくれていた彼から呟かれ、ユキは気になって見つめた。
【アレが。私…ちゃんと男の子だと思われて無い気がして…‥】
悩みによる重い溜息を一つすると、ポタポタと涙をアメトリン色の瞳から溢れさせ、それがティーカップに入らないように顔を反らしながらお盆に乗せると、ゆっくりと運んでくれて、珠里夜にはダージリン。ユキにはカモミール&ペパーミントの紅茶を差しだし、自分の席にはローズヒップを置いて、だが、飲むのでは無く、涙する方を優先させ顔を伏せた。
「陽菜…‥」
【私…‥男の子だもんっ!女の子より化粧とか料理上手くなりたいから頑張ってるだけだし…‥‥舞いだって女の子に負けたく無いから……着付けだって、華道も茶道も…みんな女の子に負けない!同じ男の子にも負けない男の子になりたくて頑張ってるだけなのに………っ…‥!!】
声を殺して泣いている彼をすぐ傍で慰めるぐらいしか出来ない自分自身に、ユキは、不甲斐なさを感じてしまう。…‥何故なら、今彼がこうなっているのは自分のせいだという事をハッキリと実感していたからだ。