ミク。
【ユキ、おかえりなさい。もぅすぐ出来るから待ってて?】
自分が傍に立つと一時的に鼻歌を止めて悪気の無い素直な表情を向けてくる。その顔や様子からはどう見ても欠席に値するものは何一つ感じとれない。だが、だったらバックレじゃないか?しかも現在彼の育母である珠里夜を勝手に巻き込んで、何を考えてるんだ?ワガママや気紛れだとしても程がある。と、小さな怒りが込み上げる。
「陽菜。姉さんに聞いたけど、欠席って何?」
だが悪まで厳しく問い詰めるのではなく、冷静に淡々と問い掛けた。すると造り終えたサンドウィッチを丁寧に中ぐらいの丸い絵皿に盛り付けながら短く、
【したいからしたよ】
と云って、エへ。と無邪気な明るい笑顔を造る。しかしその態度が普段から大変生真面目な一面を持つユキの神経を一部逆なでたりもする。
「したいって…、姉さんに迷惑掛ける事は考えなかった?」
相変わらず淡々と。だが怒っているようにも取れる冷たい漆黒で見下ろして来たユキに、陽菜は無意識に肩をすぼめて彼を見上げ、やや驚いたような顔をする
【え…‥】
そんな彼に云った大人らしいユキの台詞は、まだ幼く未熟な彼の胸の奧にグサリと突き刺さって反省の痛みを静かに広げてゆく。
「病欠ならともかく、下手な理由を欠席届けに書いたなら、姉さんが教育や育て方が悪いと思われる。あと、誰に頼んだか知らないけど、一般の奴等に好かれてない動物の友達に頼んだなら、やっぱり妖怪である姉さんが術使ったり何か陽菜にしてるんじゃないかとか変な誤解されるんだよ。だから色々気を付けるべきなのに、何考えてた?」
自分が傍に立つと一時的に鼻歌を止めて悪気の無い素直な表情を向けてくる。その顔や様子からはどう見ても欠席に値するものは何一つ感じとれない。だが、だったらバックレじゃないか?しかも現在彼の育母である珠里夜を勝手に巻き込んで、何を考えてるんだ?ワガママや気紛れだとしても程がある。と、小さな怒りが込み上げる。
「陽菜。姉さんに聞いたけど、欠席って何?」
だが悪まで厳しく問い詰めるのではなく、冷静に淡々と問い掛けた。すると造り終えたサンドウィッチを丁寧に中ぐらいの丸い絵皿に盛り付けながら短く、
【したいからしたよ】
と云って、エへ。と無邪気な明るい笑顔を造る。しかしその態度が普段から大変生真面目な一面を持つユキの神経を一部逆なでたりもする。
「したいって…、姉さんに迷惑掛ける事は考えなかった?」
相変わらず淡々と。だが怒っているようにも取れる冷たい漆黒で見下ろして来たユキに、陽菜は無意識に肩をすぼめて彼を見上げ、やや驚いたような顔をする
【え…‥】
そんな彼に云った大人らしいユキの台詞は、まだ幼く未熟な彼の胸の奧にグサリと突き刺さって反省の痛みを静かに広げてゆく。
「病欠ならともかく、下手な理由を欠席届けに書いたなら、姉さんが教育や育て方が悪いと思われる。あと、誰に頼んだか知らないけど、一般の奴等に好かれてない動物の友達に頼んだなら、やっぱり妖怪である姉さんが術使ったり何か陽菜にしてるんじゃないかとか変な誤解されるんだよ。だから色々気を付けるべきなのに、何考えてた?」