ミク。
[夜伽です。…‥あぁ‥秋冬の神様っ!]
「………‥っ‥‥!!?」
意味も理由も、何一つ分からないまま唇を奪われ絶句していると、オンナが勝手に興奮して自分の上に馬乗りになって来る。ただ一方的な情を宿した眼を向け、囁いて来る。
[いずれ貴方様が御結婚されても困らないように、私が御仕えする間中教えて差し上げますね。女性の、喜ばせ方を。]
真剣に何かを教えようとする者のそれでは無い。私利私欲に染まった心を建前という嘘の仮面で隠した者が見せるそれに冬はブンブンと音が出そうな程大きく首を左右に振ってオンナを全身で拒絶しようとしたが、何故か、指一本自由に動かす事が出来ない。
[さぁ、秋冬の神様。]
「…やだ……やだ……………嫌‥っ、……………いやだぁああぁァ…‥!!」
まさか夕食に、痺れ薬が混ぜられていたなんて知らなかった。…まさか育母ともあろうヒトが、こんな真似をしてくるなんて知らなかった。だけど、帰れないという事は知っていた。
もぅ‥‥どんなに帰りたくても、どんなに迎えに来て欲しくても、あの家には、大好きな彼女の元へは行けない、という事だけは知っていた。
「………‥‥姉さん…‥」
急な成長を遂げた為、まだ完全に心と見た目の年齢が一致させられていなかった冬は酷く怯え、オンナから繰り返される[美しい‥こんな美しい男他にないわ]という言葉に涙して、美し過ぎるその顔を恐怖で引き吊らせる以外、成す術は無かった。
「………‥っ‥‥!!?」
意味も理由も、何一つ分からないまま唇を奪われ絶句していると、オンナが勝手に興奮して自分の上に馬乗りになって来る。ただ一方的な情を宿した眼を向け、囁いて来る。
[いずれ貴方様が御結婚されても困らないように、私が御仕えする間中教えて差し上げますね。女性の、喜ばせ方を。]
真剣に何かを教えようとする者のそれでは無い。私利私欲に染まった心を建前という嘘の仮面で隠した者が見せるそれに冬はブンブンと音が出そうな程大きく首を左右に振ってオンナを全身で拒絶しようとしたが、何故か、指一本自由に動かす事が出来ない。
[さぁ、秋冬の神様。]
「…やだ……やだ……………嫌‥っ、……………いやだぁああぁァ…‥!!」
まさか夕食に、痺れ薬が混ぜられていたなんて知らなかった。…まさか育母ともあろうヒトが、こんな真似をしてくるなんて知らなかった。だけど、帰れないという事は知っていた。
もぅ‥‥どんなに帰りたくても、どんなに迎えに来て欲しくても、あの家には、大好きな彼女の元へは行けない、という事だけは知っていた。
「………‥‥姉さん…‥」
急な成長を遂げた為、まだ完全に心と見た目の年齢が一致させられていなかった冬は酷く怯え、オンナから繰り返される[美しい‥こんな美しい男他にないわ]という言葉に涙して、美し過ぎるその顔を恐怖で引き吊らせる以外、成す術は無かった。