ミク。
~…その悲惨な体験から半年も経過した頃冬は二番目の育母の元を無断で飛び出し、後は一切帰らず、何処で暮らして居るのかを謎にしたまま数々の武道会に出場して高い優勝賞金を勝ち取ったり、天界軍全体に討伐命令が出た時などは飛び込み一般参加をして大きな働きをし、天帝から褒美の金を貰うという生活を続けていたが、もぅじき冬になろうとしていたある日、悪夢にうなされて起きた腹いせに冬支度で大空を舞う鳥や虫など、とにかく世間一般の奴等が可愛いとか、綺麗だとか、美しいと言うだろうモノ共を射ち落としてやる!粉々にしてやる!!とにかく消えろ!?とばかりに神力で滅茶苦茶にしてやっていたら、偶然、自分の一番目の育母だった珠里夜に再会した。彼女は、隣国との境目に位置する為、全く人気が無いこの華園に、小さな誰かを連れて来た様子だった。が、
《冬……っ、》
珠里夜がその小さな誰かと繋いでいた手を離し、ついさっきまで神力で空を飛ぶ鳥や虫やその他を氷や枯れ葉に変えていた自分まで近づき、一緒に過ごしていた時につけてくれたニックネーム“冬”で呼んでくれて、強く抱き締めてくれた
「…姉さん‥‥」
彼女には魔女としての不思議な力がある。だから自分の事に気付き、分かってくれたんだと思うと嬉しくて“姉さん”と呼んで美しい漆黒の瞳を潤ませ、以前より更に増した美貌で強く、抱き締め返した。
《冬……っ、》
珠里夜がその小さな誰かと繋いでいた手を離し、ついさっきまで神力で空を飛ぶ鳥や虫やその他を氷や枯れ葉に変えていた自分まで近づき、一緒に過ごしていた時につけてくれたニックネーム“冬”で呼んでくれて、強く抱き締めてくれた
「…姉さん‥‥」
彼女には魔女としての不思議な力がある。だから自分の事に気付き、分かってくれたんだと思うと嬉しくて“姉さん”と呼んで美しい漆黒の瞳を潤ませ、以前より更に増した美貌で強く、抱き締め返した。