【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
「ふぅん」
「聞いておいて、なにその興味なさそうな返事は!」
アルバムに向けていた視線を俺の方に向けて、睨まれたがそれどころではなかった。
勘弁してくれ!俺は、もうそれくらいの返事しかできへんのや・・・。
やっぱり他に好きな男がいたんやな・・・。
隣では、美沙がクッキー片手にアルバムを見ていた。
その場にいるのが辛くて、トイレへ逃げた。
なんであんなこと聞いたんやろう。
アホやな。自分がショックを受けることを聞いてさ。
しばらくトイレの中でじっとしたまま考えこんでいたが、あまり閉じこもるのも不自然だから、外に出ることにした。
「どうしたん?お腹でも痛いの?」
ようやく出て来た俺に声を掛けた美沙は、いつの間にかリビングからキッチンへ移動していた。
「そんなこと普通聞くか?」
「ははっ、ごめん。そうやんね〜」
よかった。
さっきの話はなかったことになってる。