人生、やり直しませんか?
 「なにかあったのかしら?」


 乃愛がフフフと笑みを浮かべながら、おもしろそうな顔をして尋ねてきた。


 「なっ、なんでもないよ!」


 「そう?なんだか顔つきが変わったじゃない。いい出会いでもあったのかしら?」


 どうしてわかるの〜!?


 私の頬がカーッと熱くなったのがわかる、たぶん今は真っ赤だと思う。


 「でも、覚えておいて」


 乃愛の顔つきが、おもしろそうな顔から急に真剣な顔つきになる。


 「近くにいる人こそ警戒して、あなたは過去と同じ人生を歩めば、あなたはまた死んでしまうわ」


 「う、うん……」


 恋が私を殺した?


 そんなことありえないよ




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