白い監獄
同級生
「気が狂いそう…」

「何したのよ、今度は?」

マリッペが私のノートを写しながら聞いてきました。

「私、受験ノイローゼかも…」

「え!?何したの?」

「くだらないって思われるからいえない…」

「思わないっつーの!」

私はため息をついて、マリッペを見つめました。

「マリッペ、金曜の夜から家に泊まりに来ない?ご飯はちゃんと出すから…」

「???寂しいの?」

「ううん…、怖いの…」

「何?………お化け?」

「わからない…人かも…」

私の真剣な表情に、さすがのマリッペも生唾を飲み込みました…

「オッハー」
「ギャー!!」

村井の登場に、私とマリッペは悲鳴を上げてしまいました!

「び、ビックリさせないでヨ!」

「それはこっちの台詞だっつーの!何だよお前ら…」

「あんたさ、週末暇!?」

「へ?」
「え?」

マリッペの発言に、村井と私は思わず反応してしまいました。

「雫の家、お泊り会に行く気ない?」

「ちょ、マリッペ!?」

「なんかあったら、男がいた方がいいでしょ!?」

「うっ…」

「マジ?行く行く!」
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