silve shining
 淡々と司会をしていく美樹を見つめながら、私は呟く。

「なんか、本格的だね…。」

 この戦闘のために、わざわざこれだけの人が集まっている。

 そして、この競技場。

 まるで全国大会にでも出ているような気分になるほど、本格的。

「うわっ、俺、緊張してきたぞ…!」

 後ろで悠斗がそう言った。

 ここは控え室。

 こんな所まで用意しちゃって、一体胡桃さんは何を考えているのか分からない。

「と、まぁルール説明はこんな感じです!」

 外で美樹の声が聞こえた。

 もう、ルール説明終わったのか。

 亜紀意外は皆そわそわしてるように見える。
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