不機嫌な彼のカミナリ注意報
「この軍手が暑いんだよな」

 大脇さんは苦笑いしながらそう言い、コンロの足元に置いてあった炭を慎重に積み重ねて設置していく。

「大脇さんはこういうの得意そうですね」

「なんで?」

「いや、なんとなく……イメージです」

 私がそう答えると、なにがおかしいのかケラケラと笑ってくれた。
 どう見ても体育会系だから、アウトドアが似合うに決まっている。

「この炭って、もっと適当にガサっと積んじゃダメなんですか?」


< 145 / 303 >

この作品をシェア

pagetop