不機嫌な彼のカミナリ注意報
「わ、私はたまたま、大脇さんから引き継いでしまったんです。でもやったことがないからわからなくて、困っていました」

 しかし、どうして瀬戸さんはコンロのほうを手伝っているのだろう?
 このメンバーの中だと、女性では一番先輩になるのだから、日よけテントの下で涼んでいてもいいくらいなのに。
 瀬戸さんは炭を扱うのが得意なのかな?

「あ! 風見くん! やる気があるんなら最初からこっちを手伝ってよね!」

 焼きそばコンロに炭を設置する風見さんを発見した瀬戸さんが、トゲのある言葉を発した。
 トゲといっても、文句程度のかわいらしいものだけれど。

 風見さんに対して、敬語を使わずに、しかもこんなにハッキリとものを言えてることに新鮮さを覚える。

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