不機嫌な彼のカミナリ注意報
「なんていうか、祭りの出店を思い出した!」
「………は?」
男前ってなんだろう? と思わず素で聞き返してしまう。
褒められているような、いないような……
だけど、手は止めない。
今の私は忙しいんですよ! と大脇さんに言いたい。
追加の焼きそばならもうすぐできるので静かに待っていてください、と。
「首からタオルをかけて、そんなに汗流して焼きそばを焼く女はいないぞ? 緒川、その格好似合い過ぎ! いや~、そこまで女を捨てたお前に俺は感動すら覚えるね」
なんという言われようだ。
別に女を捨てたつもりはないですよ! 一瞬たりとも捨てたつもりはないのに!
「………は?」
男前ってなんだろう? と思わず素で聞き返してしまう。
褒められているような、いないような……
だけど、手は止めない。
今の私は忙しいんですよ! と大脇さんに言いたい。
追加の焼きそばならもうすぐできるので静かに待っていてください、と。
「首からタオルをかけて、そんなに汗流して焼きそばを焼く女はいないぞ? 緒川、その格好似合い過ぎ! いや~、そこまで女を捨てたお前に俺は感動すら覚えるね」
なんという言われようだ。
別に女を捨てたつもりはないですよ! 一瞬たりとも捨てたつもりはないのに!