不機嫌な彼のカミナリ注意報
「気分が悪くないなら……これを食え」
風見さんからおもむろに差し出されたのは、紙皿にてんこ盛りに盛られたバーベキューのお肉や野菜だった。
焼けたばかりのお肉からいい匂いが漂っている。
これはさっき風見さんがコンロのまで行って取ってきたものだ。
「え……食べていいんですか?」
「は?! お前は今日なにをしに来たんだ?」
「なにって……」
「焼きそばを焼きに来たわけじゃないだろう?」
そう言われてみるとそうだ。
バーベキューを楽しみに来たのに、始まってから私はお肉を一切れも食べていないことに今気づいた。
風見さんからおもむろに差し出されたのは、紙皿にてんこ盛りに盛られたバーベキューのお肉や野菜だった。
焼けたばかりのお肉からいい匂いが漂っている。
これはさっき風見さんがコンロのまで行って取ってきたものだ。
「え……食べていいんですか?」
「は?! お前は今日なにをしに来たんだ?」
「なにって……」
「焼きそばを焼きに来たわけじゃないだろう?」
そう言われてみるとそうだ。
バーベキューを楽しみに来たのに、始まってから私はお肉を一切れも食べていないことに今気づいた。