不機嫌な彼のカミナリ注意報
「あれ……帰ったんじゃなかったでしたっけ?」

「……帰ったよ。昨日はな。ていうかお前、今日がいつの何時かわかってないだろ?」

「え……」

「日曜の昼の十二時だ。お前……あれからずっと眠ったままだったのか?」

 たしかに時計の針は十二時を差していた。
 昨日帰ってきたのは、夕方の十八時過ぎくらいだったから、十八時間近く、眠っていたことになる。

 どうりで寝すぎのせいか背中が痛いし、変な夢まで見るわけだ。

 あれは一年前に別れた元カレの夢だった。
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