不機嫌な彼のカミナリ注意報
「まぁ、とりあえず体がつらくないなら、起きて顔でも洗ってサッパリしてこい」

「はい」

 本当は顔どころか、寝ている間に嫌な汗もかいたからシャワーで全身綺麗にしたいくらいだけど。
 それはもちろん、風見さんが帰ってからにしよう。

 洗面所でささっと顔を洗ってリビングに戻ると、風見さんが堂々とソファーに座っている後ろ姿が見えて、クスっと笑いが零れた。
 だって、いくらなんでも無遠慮すぎる。

 人の家ですよ。しかも一応、独身女性の部屋なのに。



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