【完】金髪クンの恋愛事情
「なんでって、そんなの決まってるじゃん。授業に出るためだよ!」
「おまえ…まさかだけどそのためだけに俺を追いかけてきたのか?」
驚いたような顔をしている黒澤君。
「うん、そうだよ。
だって、黒澤君を追いかけるのが私の使命だと思ったんだもん。」
えっへんと胸を張って言うと呆れたような顔をされた。
「やっぱおまえはバカだ。
使命とかわけわかんねーし。
第一、俺はおまえがなんと言おうが帰るからな。」
そう言って帰ろうとする黒澤君の腕をギュッと掴む。
「ダメ。早くしなきゃ授業始まっちゃうよ? みんな待ってるから行こ?」
私がそう言うと黒澤君は私の手を振り払った。
「っるせーよっ!
おまえ、何様なわけ?使命とかわけわかんねーし、ムカつくんだよ。
……それに俺が戻ったところでみんな嫌そうな顔するっつーの。」
「え…?」
「というわけだ。じゃーな。
ムカつくとか言って悪かったな。」
そう言って帰っていった黒澤君。