また、キミに逢えたなら。


「シロー君、医者になるの?」



ビックリして思わず訊ねた。


だって


前は“将来の夢なんてない”って、そう言ってたから。



「すごいっ!シロー君なら絶対いい先生になれるよ!賢いし、カッコ良いし!」



「ぷっ」



興奮気味に叫ぶと、クスッと笑われて恥ずかしくなった。



「ま、実現するかはわからないけど」



「するよ!シロー君なら絶対立派な先生になれる!私が保証する」



「莉乃に保証されてもなー」



からかうように私を見るシロー君。


こんな些細なやり取りにも幸せを感じる。



「シロが医者になるなら俺もそうしよっかなー!」



「きゃーっ、いいじゃん!女子が憧れる職業ナンバーワンだし」



ドラマが終わったのか、羽生君と瑠璃が話題に乗っかって来た。


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