また、キミに逢えたなら。


どんどんどんどん

痩せ細って行く体。



貧血のせいか顔が青白く見えて、寝てるだけなのにドキッとさせられることが増えた。



そんな時はいつも、息をしているのを確認してホッとする。


そんな日々は多分


普通じゃない。



……シロー君。


シロー君っ。



「莉乃……?来てたんだ。ごめん、寝てた」



「ううんっ、いいの!」



目に浮かんだ涙の存在を隠すように、パッと立ち上がって瞬きを繰り返す。


泣かない。


絶対泣かない。


もうシロー君の前では泣いたりしない。



笑顔でいるって


心にそう誓ったんだ。


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