また、キミに逢えたなら。


「あのっ!」



病室から出て来た先生の背中に向かって声をかける。


先生はゆっくり私の方を振り返って首を傾げた。



「ドナーはいつになったら見つかるんですか?このままじゃシロー君は……っ、シロー君は……」



涙がどんどん溢れて来る。



「お願いします……っ!早くドナーを……っ」



もうなりふりなんて構っていられなかった。


このままじゃシロー君が死んじゃう……っ。



「お願い、しますっ……シローくんを、助けて」



お願い……っ!

お願いだから!

もうこのままじゃ……っ

時間が、時間がない!



流れる涙を拭いもせずに、私は先生に向かって頭を下げ続けた。



何度も何度も


深く深く……。



「先生っ、俺からも……お願い、します……っ」



私の隣に羽生君も並んだ。


そして同じように先生に向かって頭を下げる。


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