また、キミに逢えたなら。


涙と鼻水がどんどん出て来て止まらなかった。



「君たちは真白君のことが大好きなんだね」



フワリと優しい声が聞こえた。



「我々も君たちと気持ちは同じだよ。最前を尽くしているところだ。だけど現実は厳しい。気持ちだけじゃどうにもならないんだ、現実は」



「それ、って……シロー君が……死ぬって……こと、ですか?」



喉の奥がカーッと熱くなる。


灼熱感のようなものが込み上げて来て胸が苦しい。



「体力も限界に来ているから、この1週間がヤマになるだろう。この間にドナーが見つかれば助かるが、1週間を過ぎると体が手術に耐えられなくなる」



それはまるで、死刑宣告のようだった。


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