また、キミに逢えたなら。


1週間以上生きてヤマを越えたとしても、結局シロー君は助からない。


助かる方法はただひとつ。


1週間以内にドナーが見つかって、移植手術を受けること。



1週間……。


たったの。



そんなの納得出来るわけがない。



だって


生きてるもんっ。


シロー君は生きてる。


ヤマとか言われてもわからない。



「そばにいてあげなさい。真白君もそれを望んでいるはずだ」



先生は私の肩をポンッと優しく叩いた。



見上げた先生の目は真っ赤に充血していて、うっすらと涙が滲んでいる。



それを見て心が押し潰されそうだった。



もう助からない



そう言われた気がしたから。


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