地味子ちゃん改造!?~私と彼らのラブゲーム~
「あらあら、ごめんね?奈央ちゃん」



ヒカルちゃんはそう言ってやっと私から離れてくれた。
あのままだったら、息が出来なくなっていたからね。



「奈央、ヒカルも悪気はないんだ。許してやってくれ」



「あ、うん!だっ大丈夫、気にしてない、から」



「あら~、私はお邪魔かしら?」



と、ヒカルちゃんは直人くんに向けて言うと、直人くんは何故か顔を赤くなり、ヒカルちゃんと一緒に席に戻ってしまった。



…仲良いな、あの2人。



2人の様子をジッと眺めていると、教室のドアがガラガラと開く音が聞こえてきた。



藍沢先生だ。



先生、私を見てニヤッとしたような…
私、何かやったかな。



「全員席につけ。ホームルームを始める」



相変わらず先生は、淡々と話す。
そこら辺は大人だなと思う。
あ、そこら辺は失礼か。



「……ということだ、わかったな?結城」



「…!?えっと…」



ぼーっとしてたから話聞くの忘れていた。



「ちゃんと話を聞け。今日から部活動に入部出来ると言ったんだ。わかったな?」



なるほど…
先生のニヤリ顔はこのことだったんですね。



あははは…




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