強引上司のターゲット
何よっ!?
いきなり泊まる?なんて聞かれたらビックリするに決まってるじゃん!


感情がそのまま顔に出てムスッとすると、更にあたしをからかうようなことを言う。


「ヤラシイこと考えただろ〜??
瑞花のエッチ〜〜〜!!!」


………!!


もう!もうっ!!!


爆発しそうなくらいの羞恥と怒ってるのに怒りきれない感情が行き場をなくてどうしようもなくジタバタすれば「ごめんごめん悪かったって」と側まで来ると、あたしの頭をポンポンする。


騙されないんだから!と思ったって、どうしても大人しくなってしまう。
このポンポンが大好きだから。


そして、あたしの顔を覗き込む。


「何もしないから。」


「……。」


「ただ一緒に居られるだけでいいから。」


………。


「だから…一緒に眠ろう?」


…ズルい。
こんなの、断れるわけない。
恥ずかしくたって、緊張したって…

あたしだって一緒に居たい……。


コクンと小さく頷くと、課長の手があたしの腕を優しく掴む。
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