強引上司のターゲット


「お邪魔、します…。」


「とりあえず座っててー」


相変わらず綺麗なステンドグラスに気持ちが少し落ち着いた。


そう言えば…
前にここで眠っちゃったっけ。
それで、課長のスウェット借りて送ってもらったんだ。
あ…あのスウェット返してないや。っはは。


それにしたって課長、前と何も変わってないな。


電話での課長は少し雰囲気が違ったように感じたけど、こうやって会ってみると前と何も変わらない課長に安心したような、少し寂しいような気がしていた。
だって、あたしは課長に会えて、こんなにドキドキしちゃってる…。


「はいどーぞ」


頭をフル回転にして考えているうちに、課長がマグカップを持って近くに立っていた。


すみませんと言って受け取ったそれは、前に大泣きした時作ってくれたホットミルクだった。


「ブランデーはほんの少しだから。」


そう言って笑う課長は…素敵すぎる。

やっぱりあたし、好き過ぎてる。
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