強引上司のターゲット
あたしの左隣に座った課長は、あたしがホットミルクを一口飲むのを待って、
「どうしてここに来たの?」
と、単刀直入な質問をした。


…っうぅ。
もう、誤魔化せない…!

さっきの勢いが無くなった今、いっその事全部無かったことにしてしまいたいけど…このドS男を誤魔化すなんてできるわけない。
それに…後悔しないために来たんだから!




「あたし…。あたし、あたし!
光くんが、課長が…他の人守るなんてヤなんですっ…。」




……言った…。
自分の口から何が出てくるのか分からなかったけど…
超、自己中なこと、言った…。

もう…


もうここまできたら、全部っ!!!




「課長が誰かを守るなんて嫌です!
もう会わないって言ったのあたしだし…こんな…こんな短い時間で、お、おかしいと思うけどっ…」



全部ぶつける。
課長に、あたしの気持ち全部。



「だ、だってあたし、まだ元彼が好きだったはずなのに!少し前まで元彼を想って泣いてたのに…だから、好きとか早過ぎるし許せないっ…!」


っっぅううっ…許せない。
でも…!


「でも、課長が課長になるのは嫌です。
他の人に守ってもらいたいなんて思えません。絶対思えません!」
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