好きとスキが重なった日
甘い誘惑
「篠塚、けっこう物分かりのいい奴だったな」


「そうだね!
ねぇ、喉渇いたから何か飲み物飲んでいい?」


「好きなようにすれば?」


「あ、ありがとう」


私は冷蔵庫を開け、水の入ったペットボトルを手に取ると、キャップを回しごくごくと飲んだ。


う~ん!ひんやりしてて美味しい!

私は唇から少し零れ落ちた水を手で拭うと、いきなり私をお姫様抱っこして、ソファーに連れていく悠真。



私は驚きのあまり、口の開いたペットボトルを床に落としてしまう。




その水がワイン色の絨毯を滲ませ、一面が水浸しになってしまった。




私はソファーに座らせられると、悠真に押し倒されて手首を押さえつけられる。




そして眼鏡を外した悠真が
私の首筋にキスを落とした。





「もう、我慢できねぇ!
美莉亜は俺だけのもの」

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