優しい瞳
いっときたち、中からお母さんの
悲鳴に似た声が聞こえてきた。

私が、立とうとすると横にいた看護師さんが、私を止めようとした。

だが、バスケをしている背の高い女の子に看護師が敵うはずもなく、お母さんのところへ行った。

中では、お母さんが声を、あげながら泣いていた。

「お母・・・さん・・・?
だ、、、大丈夫?」

「あ・・あや、・・・あや・・あやぁ
ごめんね。・・気づいてあげれなくてごめんね。・・・ご・ごめん・・・ね、」

「なにがぁ? どうしたの?」

私は、無理に笑顔をつくってお母さんに聞いた。


「あのね、・・・彩は、・・彩はね・・
あと、はんと「お母さん!なにいってるんですか!」

医者が慌てた声でお母さんの言葉をさえぎった。
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