確信犯



『カン…おまえ、そのへんなオッサンと話したい?』


「んー?とくには」


『幼稚園から出ないならイイぞ』


「ふぅん」






ふはっ、っておやぢがわらう。


おやぢがわらうたびに。


ボクと似てないって、おもう。






お母さんは、ボクがおやぢに似てきたっていうけど。


カオは似てない。






おやぢは、ヨーロッパで。


ボクは、おりえんたる。


(マサムネがいってた)


ボクは、お母さんに似てる。






『他に聞きたいコトは?』


「あ、じゃあ…すきなひとをだくのって、おかしくなるほどキモチイイもんなのか?」





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