確信犯
ナンデ
ドウシテ
そんな疑問を持つのは。
明るい前進を望む場合だけ。
甘さは、要らない。
苦ければ苦いほど。
やりたいことに、近づける。
暗闇で。
匠が動く。
少し身体を離して。
私が、どんなカオをしてるのか確かめてくる。
――ウソをつき続けていれば逢える
そんな底なし沼の思考を。
抱けるほど、強いワケがない。
「出逢った時からフシギと馴染むな。変な……引力」
そう――か。
匠も、感じてるんだ。
得体の知れない心地好さを。
特別製だと、勘違いして。
――チガウ、違うよ
でも、アノ人以外には教えない